今日は前回の続きで検診・口内炎などについての質問に答えます。
<歯科検診>
Q1.
なぜ定期検診が必要なのですか?
Ans.
定期健診はむし歯を早く見つけるだけが目的ではありません。
小さいころから、ひとり一人にあった歯磨き方法や習慣を身につけたり、うまく生えかわりが進んでいるかあるいは歯並びやかみ合わせの成長をチェックしたり、成長にあった食べ方が身についているかを診てもらったりする、お子さんの成長を見守る大切な機会です。
乳歯のむし歯はお母さんの気が付きにくいところででき始めており、子どもが痛みを訴えないことが多いなど、気が付いた時には進行していることも少なくありません。
治療した後も、定期的に経過をみて永久歯の成長に影響がないかも観察していくことが大切です。
Q2.
保育園や幼稚園の歯科検診で何も指摘されなければ安心していいですか?
Ans.
幼稚園や保育園の歯科検診は、集団でのスクリーニング検査です。
多くの子どもを対象に、短時間に可能な方法で、お母さんや子どもが気付いていないむし歯や歯並びなどを識別することが目的です。
治療が滞っているむし歯などの治療を促すことも目的です。
実施回数も年に1回か2回です。
急速に成長するお子さんの成長の観察や一人ひとりの子どもにあった歯磨き指導など健康づくりの面からも、適切な環境下での診査や確実な診断が可能な歯科医院での定期健診も併せて受けると良いでしょう。
コルテスデンティスタ表参道では、子ども成長にあったより細やかな健診を受けられます。
<軟組織・全身疾患関連>
Q1.
アトピーで困っています。歯のお薬でアトピーに影響するものはないですか?
Ans.
アトピーとは、アトピー性皮膚炎が正しい名称で、皮膚にかゆみのある湿疹が出たり治ったりを繰り返す疾患で、多くの人は遺伝的になりやすい素質(アトピー素因)を持っています。
アレルギー疾患のひとつですので、いろいろな薬や材料が原因因子や悪化因子になる可能性があります。
歯科で使用する薬(抗生物質、局所麻酔剤)や詰めたりかぶせたりする材料(レジン、金属)にもごくわずかですがその可能性があるので、そのような経験があったり、気になる症状が出るようだったりしたら、主治医に相談しましょう。
Q2.
口内炎がよくできます。何に気をつけたらよいですか?
Ans.
口の中を清潔に保つこと、歯みがきやうがいを十分に行うことが大切です。
洗口剤を利用して口の中の菌の数を減らすことも効果があるようです。
また、普段の食事を好き嫌いなくバランスよく食べることが大事です。
また、風邪をひいたり、疲れていたりしていると時や季節の変わり目にもできやすいので、上記のことを特に気をつけましょう。